彼は暗やみからのがれることができない。 炎はその若枝を枯らし、 その花は風に吹き去られる。
彼らは神のいぶきによって滅び、 その怒りの息によって消えうせる。
もろもろの暗黒が彼の宝物のためにたくわえられ、 人が吹き起したものでない火が彼を焼きつくし、 その天幕に残っている者を滅ぼすであろう。
彼は、暗やみから帰りうるとは信ぜず、 つるぎにねらわれる。
その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ていた。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。
自分の恥をあわにして出す海の荒波、さまよう星である。彼らには、まっくらなやみが永久に用意されている。
この人々は、いわば、水のない井戸、突風に吹きはらわれる霧であって、彼らには暗やみが用意されている。
それから、左にいる人々にも言うであろう、『のろわれた者どもよ、わたしを離れて、悪魔とその使たちとのために用意されている永遠の火にはいってしまえ。
そこで、王はそばの者たちに言った、『この者の手足をしばって、外の暗やみにほうり出せ。そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう』。
この国の子らは外のやみに追い出され、そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう」。
焼き場はすでに設けられた。しかも王のために深く広く備えられ、火と多くのたきぎが積まれてある。主の息はこれを硫黄の流れのように燃やす。
正義をもって貧しい者をさばき、 公平をもって国のうちの 柔和な者のために定めをなし、 その口のむちをもって国を撃ち、 そのくちびるの息をもって悪しき者を殺す。
『まことにわれわれのあだは滅ぼされ、 その残した物は火で焼き滅ぼされた』と。
彼は光からやみに追いやられ、 世の中から追い出される。
彼らは昼も、やみに会い、 真昼にも、夜のように手探りする。
彼は食物はどこにあるかと言いつつさまよい、 暗き日が手近に備えられてあるのを知る。
神を信じない者のやからは子なく、 まいないによる天幕は火で焼き滅ぼされるからだ。
下ではその根が枯れ、 上ではその枝が切られる。
これは滅びに至るまでも焼きつくす火であって、 わたしのすべての産業を根こそぎ焼くであろう。
それゆえ、わたしは預言者たちによって 彼らを切り倒し、 わが口の言葉をもって彼らを殺した。 わがさばきは現れ出る光のようだ。
